エルサレム人という不思議なヒト科の生き物の知られざる世界をmiche13がレポートします。イラストはたかこ。


by miche13
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アンマンの夜景のきれいなすしバー

まではまだたどり着かず。断食続行中。

アンマンの夜景のきれいなすしバー_b0012031_740674.jpg


Irbidからアンマンまでバスで揺られて1時間半。
着いたときにはもうすでに暗くなっていた。
バスターミナルからはタクシーでとりあえずめぼしをつけたホテルへ直行。
ここがあまりよくなかったら他へ行けばいいし。きっと近くにたくさん宿はあるでしょ。

タクシー代は1JDでほとんど行けるとの情報を仕入れていったので、2JDなどというドライバーをことごとく拒否していたらなかなかタクシーがつかまらなくなってしまった。
やっと1JDで行くというドライバーがいたので、乗車していきたい場所を書いた紙と地図をみせた。そうしたら
「ここへは1JDではいけない。1.5だ。」
空腹と長旅でかなり疲れていたので1.5JDで承諾した。

ところがだな、運転手は途中でここがsecond circleでとか、ここが5でとかしなくてもいい説明をしてうるさい。そして最初にここだといって連れて行かれたのが全く違う高級ホテルだった。
高級ホテルのドアマンまで巻き込んで私が泊まろうとしている安宿とは名前が全く違うことを説明した。ドアマンに教えてもらった方向にタクシーは走り出した。

でもなんだかどんどん遠くに向かい、とてもホテルがあるとおりには見えない。
運転手は途中でいろんな人に道を尋ねている。
なんだ、こいつはどこだかわかるといって私を乗せたじゃないか。
ちょっと様子がおかしい。これはもうタクシーを乗り換えたほうがよさそうだ。
とりあえず宿に電話をしてみよう。
だが、国境付近では通じていたイスラエルの携帯もアンマンに入ってからは全然通じなくなってしまった。
「わたしの携帯通じないからかけられない。」
すると運転手が自分の携帯で電話をかけ、「なんだ、あそこじゃないか。この住所が間違っているからわからなかったんだ。」
「住所は違ってないよ。」と反論したが、もうそんなことはどうでもいい。目的地にさえつけば。

タクシーが着いた先はさっき間違えて連れて行かれた高級ホテルのすぐそばだった。
こいつわざと知っててぐるぐる回ったな。
悪いけど私は1.5JD以外びた一文払いませんから。

タクシーを降りるときに案の定
「こんなしけた金はいらねえ。」とほざきやがった。
「おまえが手に入れる金はこれだけだよ。」と座席に投げ捨て宿に入っていった。

フロントの人と話していると、運転手がさっきのお金を持って、わたしにではなくフロントにむかって一生懸命訴えてた。フロントの人はアラビア語ができるがために(ネイティブだからな)わしと運転手の間に入り、通訳兼調停役を果たしてくれた。

「こういう運転手いるんだよ。こうやってぼろうとするやつがね。」
結局双方の言い分は平行線をたどり、運転手は金はいらねーといって威勢良く出て行った。
by miche13 | 2004-12-20 07:40 | 学生ビザ取得の旅