エルサレム人という不思議なヒト科の生き物の知られざる世界をmiche13がレポートします。イラストはたかこ。


by miche13
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人質事件2

人質殺害は誤報だったあ?!
すっかりアメリカ人に翻弄されてしまった。
今起きてネットでニュースをチェックして愕然。さっきまでの重い気分を吹き飛ばしてくれたが、アメリカ人は人の顔の判別ができないのか。
彼らからみた東洋人なんてみんな同じに見えるのかもしれないが、東洋人とアラブ人の区別くらいつけられないのか。頭がない遺体ではなかったわけなのだから。
まったくの別人を酷似していると言って日本中を混乱と悲しみに陥れたその罪は大きい。顔の判別どころか体格の区別もつかないアメリカ人の脳の識別システムは狂っている。これまでにも別人を死者にしてしまっているのだろう。

ただ少しはほっとした。

実はさきほど起床し、すぐに下記の投稿文を書いたのだ。誤報に翻弄された一日本人の気持ちを表すためあえて載せることにする。

人質殺害事件から一夜あけたが、私の重い気分はまだ続く。
2000年9月に勃発したインティファーダのときと同じ気分だ。
毎日のように、人命が奪われる。私が住んでいる町で、私が歩いたことのある場所で、爆弾テロにより人間の体はいとも簡単に原型をとどめない肉片になってしまう。それに対する報復でさらに命が奪われる。両方とも常に犠牲になるのは一般市民だ。
そんな悲惨なできごとが毎日続いた。私は動揺し、勉強など手につかなくなる。食欲もなくなる。そのときの気分と同じだ。
今回の事件はさらにやりきれない。彼は身を守るものを何ももたず自らライオンのおりに入ってしまったのだから。
だが、自業自得であると非難する人たちでも、やはり無事に帰ってきてほしいと願っていたはずだ。
かくいう私も、彼の安易な行為を非難はしていたが、日本政府が身代金を支払い彼は世間から非難の声をあびながらも生きて帰ってくると思っていた。
お金で何とかなると考えていたのは私も安易であった。
アルカイダの目的はお金でも、自衛隊撤退でもないのだ。
48時間+の時間しか与えず、またその後の交渉を断ち、日本政府に自衛隊撤退を検討させる時間を与えなかった。
人質をさらに長く捕らえておけば日本政府は窮地に立たされ、撤退を考慮することを余儀なくされる。人質は長く捕らえておいたほうが、要求を相手に受け入れさせることができるのではないか?殺害にいたる時間が短すぎると思うのだ。
もしくは水面下での交渉がうまくいかなかったのかもしれない。

私は自衛隊駐留には最初から反対であるが、人質事件の原因が自衛隊であるとは思わない。政治的イデオロギーを利用した彼らのプロパガンダに乗せられてはいけない。テロリストの要求に応じて自衛隊を撤退させるということは、テロリストに加担するのと同様である。彼らはイラク復興を目的としていないのだから。両者はまったく別に議論しなければならない問題である。イラク復興のためには自衛隊よりも支援活動の経験があるNGOなど民間人のほうがよっぽど有益だと思うが、こういう危険な状況ではNGO派遣はもうかなわぬ夢である。

無事開放されることを願う
by miche13 | 2004-10-30 21:50 | ニュース