エルサレム人という不思議なヒト科の生き物の知られざる世界をmiche13がレポートします。イラストはたかこ。


by miche13
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レザージャケットとダン

ポーランド人とレザー

japolskaさんのところからトラックバックです。

なんでもポーランドは極寒なせいか革製品大人気なのだそうです。

なになに、マイナス20度という寒さっつうものをを超えた世界でもレザージャケットで大丈夫なのか。

革のソファーって冷たそうな気がしていたが暖かいのか。

私はレザー・ジャケットは寒いと思っていたので、真冬はダウンです。

だが、マイナス20度の国の人が言うんだから、暖かいのかもしれない。

そこでその暖かさを検証してみました。

レザージャケットの下には、フリースのシャツとその上にセーター、マフラー、ジーンズという服装でスーパーに出かけることにしました。

エルサレムは昨日とうってかわっていきなり冬らしい気候になったので、これでは寒いかもしれない。


さっそうと外に出ると、思ったより寒さを感じない。

ところが、外は雨だった。よって外出中止。

現在その服装のままで部屋にいますが、冷え込みの激しい夜半過ぎでも全く寒さを感じません。すごいぞ、レザー。下に着すぎという気もするが。

ということで、今日は外界との接触を絶っているため平和な一日。

ところが、新聞を読んで非常に頭に来た。

エチオピア系ユダヤ人の女性がバス(ダン社)に乗ったときのことです。
お金を渡すと、運転手が

「こんな汚い金受け取れねーよ。あんたの金は濡れてて、病気やばい菌がいっぱいついてるよ。」

彼女は子供と一緒だったので、子供が傷つきはしないかが一番気になったようです。

運転手が金を受け取らないし、彼女にはそれ以外の札はなかったので、

とりあえず座ったら、運転手はバスを止めて、

「金を払ってないんだから、降りろ。」

他にも暴言をずっと吐いていたらしい。

見るに見かねた乗客がかわりに運賃を支払い、やっと運転手を黙らせることができた。

バスという公の場で、たくさんの人の目の前でひどい仕打ちです。

彼女は「イスラエルに来たら差別を受けないと思ったのに。でも、バスで私を助けてくれたよい人たちもいるのでうれしい。」とポジティブ思考ですが、

こんなことされたら私だったら泣いてるな。

遡ること数年前、私もエルサレムの中央バスセンターでひどい仕打ちをうけたことがあるんですよ。

禁煙席でファラフェルを食べていると、ガラの悪いおっさんと女が目の前に座ってタバコと吸い始めたので注意をしたのです。そうしたら

「お前はユダヤ人か。」と聞くので違うと答えると、えらい剣幕で

「ヘブライ語はな、ユダヤ人のためのものなんだ。お前なんかがしゃべっちゃあいけねーんだ。」と、言われまして、

へんなやつらの言うことを真に受ける必要はないのだ、とわかってはいても

当時は来たばかりで、なんとかこの国に溶け込もうと努力していた。

今ではひとかけらも残っちゃいないかわいらしい時期だったので、ショックをかなり受け

トイレで号泣しました。

でも、助けてくれる人もやはりいて精神的に救われましたけど。


で、ダン社ですが、「わが社には差別者の居場所はありません。もし運転手がこのような言動をしていたら即刻クビ」と言っています。

ダン社は彼女に謝罪していますが、運転手本人に謝罪させるべきです。

以前エゲッドの運転手が、ヘブライ大で警備員をしていたエチオピア人に差別用語を吐きクビになっています。

イスラエルってわりと簡単に人をクビにすると思う。

空港からのシェルートの運転手が、乗客におつりを渡すのをしぶったり、目的地まで運転しなかったり、態度があまりにもひどかったので、会社に電話。

「かけなおすから。」といわれて待つこと1時間。

「クビにしたから。」

えっ?クビにしなくても。

1回目は勧告ぐらいにして、教育して欲しいのに。これじゃあ、クビになっても別の会社で運転手として働いて乗客にいやな思いをさせるのは変らない。

とかげのしっぽを切るだけじゃだめなんですよね。また生えてくるから。
by miche13 | 2005-12-21 07:28 | イスラエル人とは