エルサレム人という不思議なヒト科の生き物の知られざる世界をmiche13がレポートします。イラストはたかこ。


by miche13
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

イスラエル人の不思議

図書館って静かな場所のはずなのに必ず携帯電話はなるし、しかもそれに平気で答えるやつらがたくさんいる。
50代のいい大人だって大きな声で電話に出たりするから、そんな大人を手本にする若者がもっと増える。いやイスラエルでは儒教の精神はないから年上を敬ったりしないだろうから、大人を手本にはしないな。彼らは誰をも見習ったりなんかしない。だって自分自身が手本なのだから。

今日も図書館で携帯がなり始めた。
どうやら持ち主は電話をオンにしたままどこかに行ってしまったようだ。電話だけがしつこくなり続ける。非常に邪魔なのだが、本人がいなければ文句を言うこともできない。この八方塞の状況を周りの人と分かち合うため、向かいに座っている知り合いのイスラエル人に目を向けた。
私と目が合うと、彼は着メロにあわせてにこにこして首を振り始めた。
これが彼の怒りの表現方法なのか。
これを見て私も怒っていらいらしているのがすっかり馬鹿らしくなったのはいうまでもない。

イスラエル人はこのように人に迷惑をかけてばかりいる人と、迷惑をかけられている人の2種類の人種が存在する。
順番抜かしをしたり、ごみをどこにでも捨てたり、よけるという行為をしないので前方から歩いてくる人にぶつかったり、エスカレーターを上りきったところで立ち話をしていたり、飛行機の中でちゃんとお座りできずにうろうろしたり、人が嫌がるようなことばかりしたりしている人がいるかと思うと、そういう人たちに非常に寛大なマナーや常識のあるイスラエル人が共存している。
寛大な人種はつねにしりぬぐいをしているのだ。でも、注意もせず寛大でいられるというのはよっぽど人間ができているのだろうか。
by miche13 | 2004-12-03 08:18 | イスラエル人とは